インターフォン工事をどんなときに業者に依頼する?作業の流れも解説
2021.10.18各工事の流れ自宅への訪問者が挨拶をする、映像や音声で身元を確認するために必要な「インターフォン」。
近年ではドアと連携し、ロックを解除するものなどさまざまな種類が販売・設置されています。
そのようなインターフォンの工事や付け替えは、どのような手順で進行するのでしょうか。
今回は、インターフォンの取り換え工事の依頼する場合や作業の流れについてご説明します。
インターフォンの交換が必要な場合
インターフォンの交換が必要な場合には、故障や防犯対策の向上が挙げられます。
故障の場合は、インターフォンを押しても反応がない、画面付きのインターフォンなら画面に相手が表示されないなどが該当します。
防犯対策の向上の場合は、「最近不審者がこの辺りをうろついている」「子どもが生まれたから」といった理由が挙げられます。
いずれも、生活を取り巻く環境の変化があり、インターフォンの交換を検討するという方が多いでしょう。
インターフォンは自身で交換可能?
インターフォンは、訪問者が押すチャイムと家庭内の人間が対応する親機の2つがあります。
一軒家の場合は自身で交換可能なものもありますが、マンションやアパートの場合はチャイムが共用部に該当するため自身で交換ができません。
マンション全体が1つのシステムとなっていることから、業者が作業を行うこととなります。
また一軒家での交換の場合も、コンセントに接続して使用する電源コード式や電池を使用する乾電池式であれば交換は可能ですが、壁内にケーブルを引いている電源直結式の場合は電気工事士法により自身では交換を行うことができません。
インターフォン自体もオートロックや火災報知機と連動している場合、自身で交換を行うとそれらが正しく動作しない可能性がありますので、やはり業者に依頼をした方が安心だと言えるでしょう。
業者が行う作業の流れ
業者が行う作業の流れは大きく分けて5工程に分かれており、工事期間は4~5日程度となります。
工事日程の調整
まずはいつ工事を開始するのかを決定します。
基本的に土日など、一般的な休日は予約が取りづらい傾向にあります。
工事日程の掲示
マンションやアパートなどの集合住宅の場合、住民全員にインターフォンの付け替え工事を行う旨を告知します。
インターフォンの工事は各家庭内に入り、親機の取り換えなどを行います。
あらかじめ告知をしておかなければ、そのことが住民に認知がされず迷惑が掛かってしまうため注意が必要です。
着工
工事日程となりましたら、いよいよ作業が開始となります。
一軒家の場合は1つ交換すれば完了となりますが、マンションやアパートの場合は各家庭を訪問し、作業をすることになりますので戸数により作業日数が変動します。
また住民が不在だった場合、日を改めて工事を行う必要があるため、さらに工事日程が延期となる場合があります。
検査
工事が完了しましたら、実際にインターフォンが機能するかのチェックを行います。
音声はもちろん、画像や各システムとの連動を確認し、問題なく使用できるかを家庭ごとに見て回ります。
完成図書作成
検査が完了しましたら工事が完了したことを証明する、完成図書を作成します。
こちらには契約書や工事写真、完成図や台帳関係などが含まれています。
おわりに
今回は、インターフォン工事はどのような場合に依頼するのか、また作業の流れについてもご説明しました。
インターフォンを取り換えるタイミングは、生活の環境が変わる際やインターフォンが故障をした場合が挙げられます。
着工するまでの期間は、一軒家とマンションやアパートなどの集合住宅によって変化します。
また個人でインターフォンの交換が行えるのか、業者に依頼するべきなのかはインターフォンの機器や住まいの環境によって異なります。
作業日数については集合住宅の場合、住民に工事のお知らせをしてから各家庭に工事をして回るので、戸数により変動することがあります。
防犯対策向上やインターフォンの故障があった場合、一度業者に相談してみてはいかがでしょうか?


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