【LED化工事コラム】蛍光灯からLEDに変えるには工事が必要?
2022.02.14各工事の流れLEDは蛍光灯に比べ、寿命が長く消費電力が少ない傾向にあります。
そのため、家庭の照明をLEDに変えることを検討される方もいらっしゃることでしょう。
蛍光灯からLEDに変える時には、工事が必要なのでしょうか。
本記事では、蛍光灯からLEDに変えるには工事が必要なのかをご説明します。
蛍光灯をLEDに変えるには工事が必要?
結論、付け替える照明の種類と、家庭・オフィスによって工事が必要な場合と不要な場合に分かれます。
こちらでは、工事が不要な場合について詳細をご説明します。
LED化工事が不要な場合には、LED照明・シーリングライト・配線器具を使用している、近年建てられた一般家庭が挙げられます。
丸形のシーリングライトや球状の照明を付け替える場合、市販のLED照明に付け替えるだけで工事は不要です。
LEDが普及する前に建てられた家は、電流を一定に安定させる安定器が設置されているので、工事が必要になります。
LED工事が必要な場合
LED工事が必要な場合は、直管電球やオフィス・マンションの共用部など、築年数が古く、安定器が付けられている建物が対象となります。
こちらでは、LED工事が必要な場合についてご説明します。
バイパス工事
バイパス工事は安定器を取り外す工事のことで、電気代の抑制や事故・火災を起こさないために必要な工事です。
電気工事のひとつであるバイパス工事は、電気工事士の資格を保有する職人だけが行うことができるので、一般家庭にお住まいの方はバイパス工事を行うことができません。
そもそもLED照明は、蛍光灯のように放電することなく電球に電圧を掛けて発光する照明なので、安定器は不要です。
どうしてもバイパス工事の費用を抑えたい方は、バイパス工事が不要なLED照明を購入しましょう。
オフィス・マンション共用部の蛍光灯を交換
オフィスやマンションの共用部には、安定器を使用した箇所が多く設置されています。
そのため、それぞれの箇所でバイパス工事が必要となります。
工事費用については付け替える箇所が多いほど高くなりますので、管理人の方でまとまった費用の捻出を抑えたい方は、複数回に分けて工事を行ったり、見積の際に複数の工事業者に声をかけたりしましょう。
LEDに切り替えるメリット
こちらでは、LEDに切り替えるメリットをご紹介します。
長持ち
LEDは蛍光灯の約4倍、白熱電球の約40倍の、約40,000時間という長い寿命を持っています。
そのため、電球交換の作業時間や電球そのものの費用を抑えることができます。
節電
LEDの消費電力は、LEDは蛍光灯の約1/2、白熱電球の1/6程なので、家庭やオフィスでの光熱費を抑えることができます。
消費電力が少ないうえに明るさも問題ないため、LEDへの照明交換は大きなメリットがあるといえます。
少ない白熱量
発光ダイオードと呼ばれる半導体に電気が流れることによって発光するLEDは、蛍光灯や白熱電球と比べて、ほとんど熱を発しません。
そのため、蛍光灯のように熱によって蛍光管が切れてしまったり、白熱電球のように電球内のフィラメントが切れてしまったりといった事故を防ぐことができます。
また、部屋も暑くなりにくいので、間接的に空調代も節約することができます。
おわりに
本記事では、蛍光灯からLEDに変えるには工事が必要なのかについてご説明しました。
LED化工事が必要な場合は、安定器が設置されている場合や、オフィスやマンションの共用部などが対象となります。
LED化工事は安定器を外す電気工事の為、一般の方では取り換え作業ができず、電気工事士の資格をもつ職人に依頼しなければなりません。
今後の電気代を節約したいと考えられた方は、数社の電気工事業者に声を掛け、見積を取ってみましょう。


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