電気工事の豆知識 スイッチの用途と種類
2021.08.26電気工事照明や換気扇を使用する際に使用するスイッチ。
電気信号をオン/オフにすることで対象物に電気を通したり通さなかったりする際に使用します。
今回は、普段何気なく使用されているスイッチの種類や交換には資格が必要なのか、またスイッチの交換方法についてもご紹介します。
スイッチの種類
ここでは、数多くあるスイッチの種類の一部をご紹介します。
パイロットスイッチ
電源がオンの状態の際にスイッチ自体についたランプが光るものを指します。
オンの状態でランプが光る理由としては、使用中の照明や換気扇などを視認しやすくするためです。
そのため、電気の消し忘れ等の際に有効なスイッチとなります。
ホタルスイッチ
パイロットスイッチとは逆に、電源がオフの状態時にスイッチ自体についたランプが光るスイッチを指します。
夜など周囲が暗くなった際でもスイッチの場所を視認することができます。
設置個所としてはトイレ、洗面所、風呂場、キッチンや玄関などが多い傾向にあります。
パイロット・ホタルスイッチ
上記のホタルスイッチとパイロットスイッチ両方の特性を組み合わせたスイッチです。
つまり、オン/オフ両方の状態でランプが光るスイッチです。
ランプの色はオン/オフ状態を判別しやすいようにそれぞれの色で分けられております。
調光器付きスイッチ
どちらかに倒すボタン式ではなく、ダイヤル式になっているスイッチです。
調光器付きスイッチの特徴はオン/オフだけでなく、例えば照明の場合は目に優しい光や作業がしやすい光に調整することができます。
人感センサ付きスイッチ
ボタンやダイヤルがなく、人の熱や動きを把握して電源のオン/オフを行うスイッチです。
オフィスなどではトイレや喫煙所などで使用されている場合があり、わざわざ電源をオン/オフする必要がなく、電源を探す必要もない点が魅力です。
スイッチの交換には資格が必要?
電源スイッチはホームセンターで簡単に購入ができます。
しかし、配線に触れるようなスイッチの交換には電気工事士の資格が必要となります。電気は非常に大きなエネルギーを持っており、うかつに触ってしまうと漏電、感電、火傷、火事などの被害に遭うリスクが高いため非常に危険です。
そのため、電気工事の専門資格である電気工事士の資格を保有する業者に工事の依頼をする必要があります。
スイッチの交換方法
では、自身でスイッチを交換することはできないのでしょうか?
結論から申し上げると、配線に触れないスイッチカバーの交換であれば自身でも行うことができます。
手順はスイッチカバーを外し、土台プレートの上下にあるネジを外す、新しい土台プレートをはめこみ、ドライバーで止める、最後に新しいカバーを被せるという流れになります。
とはいえ、新しいスイッチを購入した際は配線に触れなければならない場合が多いため、やはりここは業者に依頼してカバーごと交換してもらう方が安全かつ確実と言えるでしょう。
おわりに
今回はスイッチの用途と種類、及び自身で交換が可能か否かをご説明しました。
スイッチにはさまざまな種類があり、使用状況が一目でわかるパイロットスイッチや暗闇で光るホタルスイッチ、パイロットとホタルスイッチ両方の性質を持つパイロット・ホタルスイッチ、ダイヤル式の調光器付きスイッチや人の熱や動きを感知する人感センサ付きスイッチなどがあります。
配線に触るスイッチ交換の際は電気工事士の資格を保有する業者に依頼する必要があります。
というのも、電気は非常に大きなエネルギーを持つため、取り扱い方を知らない方が触ってしまうと感電や漏電、火傷や火災などの事故につながる可能性が高いためです。
業者に依頼をすれば、購入済みのカバーに交換してもらうことも可能であるため、もしもスイッチの交換に不安があるようでしたら業者に相談するようにしましょう。


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