電気配線工事って何をやるの?配線の種類
2022.05.26電気工事電気配線工事は文字通り、電気の配線工事を指すことは想像できますが、具体的にどのような作業なのかイメージできない人もいるのではないでしょうか。
本記事では、電気配線工事で何をするのか、電気配線の種類や電気工事の流れについてご紹介してまいります。
電気配線の種類
電気配線の種類はさまざまです。
ここでは代表的な3つの電気配線工事をご紹介していきます。
コンセントの電気配線
壁などに備えられている電気を供給するためのコンセントも電気配線を伴う設備のひとつです。
リフォームなどで増設したいと考える方も多く、コンセントの位置決めは家電の配置なども考慮して検討していく必要があります。
スイッチプレートの電気配線
照明や換気扇などのスイッチに対して行う配線作業です。
照明用スイッチは壁や天井などを通って配線されていることが一般的です。
照明器具の電気配線
照明器具を取り付けるための引っ掛けシーリングと呼ばれる器具までの電気配線のことを指します。
部屋の照明は、この引っ掛けシーリングが備えられている箇所にしか設置できませんので、変更したい場合は電気工事が必要になります。
電気配線工事の手順と依頼の流れ
電気配線工事の手順と、業者へ依頼する際の流れについてご紹介していきます。
電気配線工事の手順
電気配線工事の手順ですが、はじめに図面や現地の状態を確認して位置決めをしていきます。
位置が決まったら平面図に反映し、電気の配線をどのように接続していくかを示す配線図を作成していきます。
配線の計画が決まったら作業に入っていきますが、第一次と第二次に分けて作業という流れになります。
第一次では設置位置に配線用のボックスを取り付けて、壁や天井をつたって電線をボックスまで引っ張ってくる作業です。
ここまでの作業が終わったら、ボックス周りの内装を仕上げていきます。
次に第二次工事ですが、こちらでは第一次で取り付けたボックスにスイッチやコンセントなどを埋め込んで、事前に引っ張っておいた電線とつなぎこんでいきます。
ここまでで作業自体は完了です。
最後に電力の引き込みや電力会社への申請などを必要に応じて行い、完了です。
電気配線工事を依頼する際の流れ
電気配線工事をプロの業者に依頼する際の流れを簡単にご紹介していきます。
はじめに業者へ連絡する際に、要望やイメージなどを伝えて概要を理解してもらいます。
この時に図面や設置位置及びその周辺の写真などの共有を求められることがありますので、対象のアップと引いた写真を撮るなど、なるべくわかりやすく撮影しましょう。
また、必要に応じて現地調査を行い、見積書を作成してもらいます。
見積書の内容に問題が無ければ、依頼して日程を決めて、作業といった流れになります。
電気配線工事はDIYできない
電気配線工事は知識があっても注意が必要な作業が多くあることから、電気工事士の資格が無ければ作業することができません。
そのため、DIYも有資格者でなければいけません。
また、電気工事士の資格には第二種と第一種があり、作業可能範囲も変わってきます。
第二種電気工事士は一般住宅や諸規模店舗などの「一般用電気工作物」に限られており、第一種電気工事士は第二種電気工事士の作業範囲に加えて、工場などの「自家用電気工作物」の電気工事が可能です。
無資格者でも作業できる項目は数点ありますが、有資格者で無いと見分けが付き辛かったり、思わぬ事故にもつながったりしかねないため割愛します。
おわりに
電気配線工事で何をするのか、電気配線の種類や電気工事の流れについてご紹介してまいりました。
もちろん無資格でも触れる範囲もありますが、電気工事ができるのは有資格者あるケースがほとんどです。
ときには通電部分付近で作業をすることもあるため、知識のない方が触るのは危険です。
電気工事士の資格や知識、経験のない方は、プロの業者に依頼するようにしましょう。


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