故障?エコキュート取り換えタイミングと取り換え方法についてご説明
2021.11.05その他エコキュートとは、電力でお湯を沸かす給湯器です。
エコキュートはガスに比べ光熱費を安く抑えられることがあり、火を使わないため火災の心配が少ないなどのメリットがあります。
本記事では、エコキュートで起こる可能性がある故障や取り換えタイミング、取り換え方法についてご紹介します。
エコキュートで起こる可能性がある故障
テレビやエアコンなどの家電は問題なく使えているのに、エコキュートだけ下記のような問題が発生した場合、エコキュートが故障している可能性が高いです。
こちらでは、エコキュートで起こる可能性がある故障についてご紹介します。
お湯が出ない
お風呂に足し湯ができなかったり、蛇口をひねっても水しか出なかったりする場合は、貯湯タンク内のお湯を使い切った可能性があります。
お湯を使い切った場合、お湯の沸き増しを行いましょう。
それでも解決しなかった場合はエコキュートが故障している可能性があります。
浴槽の体積以上のお湯が出る
お湯張りの際に、お湯が浴槽の体積以上に出てしまい、結果あふれてしまうことがあります。
こちらの場合、まずはお湯張りの水位を確認しましょう。
浴槽の体積以上に設定されていた場合、設定を変更することで改善されることがあります。
正しく設定してもお湯があふれる場合、故障である可能性が高いです。
シャワーのお湯の温度が一定しない
シャワーの水温のみが安定しない場合、水温を調節するサーモスタット水栓に問題がある可能性があります。
またシャワーだけでなく、キッチンなどの水回りで水温が安定しない場合、エコキュート自体の問題が考えられます。
エコキュートの取り換えタイミング
先述のお湯が出なかったり、浴槽以上の体積のお湯が出てしまったりなどの不具合が発生した場合、エコキュート取り替えのタイミングであるといえます。
エコキュートの耐用年数は、一般的に10~15年です。
上記年数が経過したころにエコキュートを交換することで、安定してお湯を使うことができます。
エコキュート取り換え手順
こちらでは、エコキュートの取り換え手順をご説明します。
1.現地確認
現在使用しているエコキュートを、業者の作業スタッフや営業担当が確認します。
現地確認の段階で、修理だけで済ませられるのか、もしくはエコキュートの交換が必要なのかがある程度わかります。
2.見積もり
現地調査後、業者が見積書を発行します。
見積書には取り替え部品や金額、工事日などが記載されているので、入念に確認しましょう。
3.現在使用しているエコキュートの撤去
新しいエコキュートを設置する場合、現在使用している故障した給湯器を撤去します。
エコキュートの撤去を含む取り付け工事は、電気工事士の資格を持つ方でなければ作業することができません。
4.新しいエコキュートの取り付け
新しいエコキュート、およびエコキュートを使用する際に必要な、リモコン配線やヒートポンプユニットの接続、ダクトカバーの取り付けなどを行います。
5.試運転
エコキュートの工事が一通り完了しましたら試運転を行います。
試運転ではお湯が出るのかなどを確認し、問題なければ依頼者に操作方法を一式説明して完了です。
交換となると多くの費用が掛かりますので、本当に交換する必要があるのか、修理だけで問題はないのかなどを業者に確認しましょう。
おわりに
本記事では、エコキュートで起こる可能性がある故障や取り換えタイミング、取り換え方法についてご紹介しました。
部品交換や修理で済ませることができず、また使用期間が10~15年程度の場合はエコキュートの交換を業者に相談しましょう。
エコキュート交換前には、家庭の出費を抑えるために、本当に交換しなければならないのか、部品交換や修理だけですまないかを業者に確認するようにしましょう。


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