工事が必要な電気修理 DIYで修理の可否についてもご説明
2022.04.26その他電気設備や電気機器は設置や修理の際に工事が必要になることがあります。
決して安くはない工事費用を抑えるためにDIYを考える方も多いのではないでしょうか?
しかし、工事内容によっては電気工事士などの資格を所有していなければなりません。
本記事では、工事が必要な電気修理について、DIYでの修理可否などを工事別にご紹介していきます。
エアコンの設置・修理
エアコンに関する工事には下記などが該当します。
- エアコン取付工事
- エアコン移設工事
- エアコンの撤去
- エアコンの修理
エアコンの取付や移設の場合、関連する工事として、コンセントの増設や屋内配線を触るなどが発生する可能性があります。
そういった場合、電気工事士でないと作業することができません。
各種フィルタの清掃、コンセントの挿し直し、エラーランプを確認して各操作を行っていくなど、電源や配線を触らない修理であればある程度のDIYも可能です。
テレビアンテナの設置・修理
テレビアンテナに関する工事には下記が該当します。
- テレビアンテナの取付工事
- テレビアンテナの増設・交換工事
- テレビアンテナの修理
テレビアンテナの不調が考えられる際に疑う箇所は、テレビの故障や配線の不備、アンテナ自体の不具合ではないでしょうか。
テレビはもちろん、アンテナ程度であれば電気工事士でなくても作業することは可能ですが、配線が対象となる場合は有資格者が作業をする必要があります。
また、アンテナの性能については専門的なことが多いため、メーカーに問い合わせる方がDIYよりも早く、確実な場合がありますので覚えておきましょう。
照明器具の設置・修理
照明器具に関連する工事には下記が挙げられます。
- 照明器具の設置・交換工事
- シーリング等の設置・交換工事
- 蛍光灯などの交換工事
新たに器具を設置する場合は、配線を触ることが多いため電気工事士の資格を所有しておく必要があるケースが多いです。
家電量販店やホームセンターで売られている照明器具の取り付け程度であれば、DIYしてもほとんどの場合で問題ありません。
照明器具の不具合と感じたときは、ランプの寿命や接触不良、ブレーカーなどを疑いましょう。
ランプの寿命は交換、接触不良は緩んでいる箇所を挿し直す程度のためDIYで問題ありませんが、ブレーカーの交換が必要な場合は電気工事士である必要があります。
スイッチの設置・修理
スイッチに関する工事は以下の通りです。
- スイッチの新設工事
- スイッチの交換工事
スイッチの寿命は約10年と言われていますが、実際にはそれ以上使うこともあるため、なかなか交換が必要なのかの判断がつき辛い箇所です。
また、スイッチの交換はDIYですることは可能ではありますが、有資格者である必要があるため、電気工事士の資格をお持ちでない場合は業者に依頼しましょう。
電源盤やブレーカーの設置・修理
電源盤を設置することは無いかと思いますが、ブレーカーに関する工事としては以下などが挙げられます。
- ブレーカーの設置・交換工事
- ブレーカーの容量増設工事
インターネット上でも多く取り上げられている通り、ブレーカーの交換は比較的簡単でDIYも可能ですが、電気工事士の資格を有している必要があります。
無資格の方が作業できるのは、ブレーカーの入り切り程度と考えておくと無難でしょう。
おわりに
工事が必要な電気修理について、DIYでの修理可否などを工事別にご紹介しました。
電気工事の種類にもよりますが、有資格者でなければ作業してはいけない箇所があり、もしも無資格でDIY作業した場合は、「3万円以下の罰金、または3ヶ月以下の懲役」が科せられるなど、法律違反に該当してしまいます。
また、ほとんどの作業は業者に依頼してしまう方が、早くて綺麗に仕上がりますので、不安な方は業者に依頼しましょう。


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