ご家庭のアンテナ取付工事の流れについて
2021.08.26各工事の流れみなさまが普段見られているテレビは、アンテナが受信したデータを表示したものです。
そのため、アンテナがないとテレビを見ることができません。
普段住宅街などを歩いていると目にすることがあるアンテナですが、どのように設置しているのでしょうか?
今回は、各種アンテナの取り付け工事の流れについてご紹介いたします。
アンテナ設置前の確認事項
アンテナを設置する前に、設置箇所や電波の受信レベルを確認する必要があります。
電波はほかの建物などの障害物や電波塔からの配信強度を確認しなければ、たとえアンテナを設置してもテレビに番組がうまく映らない可能性があります。
とはいえ、電波受信状況の確認のためにみなさまが特別に何かを用意する必要はなく、業者に依頼すれば受信状況を確認してもらえます。
地デジアンテナについて
2012年以降に配信を終了したアナログ放送から、地デジ(地上デジタル)放送に移り変わりました。
地デジ放送は周波数が470~710MHz帯で、13~52チャンネルが割りあてられています。
地デジ電波を受信するためには、UHFアンテナを設置する必要があります。
電波は壁や障害物などによって弱体化する性質があります。
設置の際にはそれも考慮しながら、設置を行うと良いでしょう。
アンテナの種類別の取り付け工事の流れ
一言でアンテナといったものの、テレビのアンテナは複数あります。
そのため、それぞれで設置方法が異なります。
ここでは、各アンテナについての詳細や、取り付けの流れについてご説明します。
八木式アンテナ
八木式アンテナとは、魚の骨のような形状の、屋根の上に乗っかるような形状のアンテナです。
こちらは骨組みとなる屋根馬を屋根の上に設置し、その後雨風によって倒れないように支線(アンテナを支える線)を取り付けます。
最後に、電波を受信する方向にアンテナを向けて、テレビの映りを確認できれば作業完了となります。
室内アンテナ
室内アンテナは薄型のものが多く、どの場所に設置してもあまり邪魔にならないのが特徴です。
設置方法は室内で設置場所を選び、テレビで電波強度や映るチャネルを確認して完了となります。
室内チャネルは室内のどこでも設置は可能ですが、内壁などの障害物により電波の強弱がありますので、設置箇所には注意しましょう。
デザインアンテナ
見た目にこだわるならデザインアンテナを選ばれる方もいらっしゃるでしょう。
こちらはまず、壁のどの部分に設置するかを決めるとことから始めます。
設置箇所はテレビの映り具合を考慮すると、できるだけ電波の発信元に近い方をおすすめします。
位置決め後、指定箇所に取り付け金具を壁面に設置し、デザインアンテナを固定すれば作業完了です。
おわりに
今回はアンテナの取り付け工事の流れやアンテナの種類についてご説明しました。
アンテナの種類は八木式アンテナ、室内アンテナ、デザインアンテナがあります。
それぞれ設置方法が異なり、八木式アンテナは屋根の上に立てるような形で設置し、その後支線で雨風の影響で倒れないように固定します。
室内アンテナの中には、室内のどの場所にも設置可能なものもありますが、内壁や柱の影響で電波の強弱があるため、テレビでチャネルを確認しながら設置場所を選ぶようにしましょう。
デザインアンテナは外観を気にされる方が選ばれる傾向にあります。
設置方法は設置箇所を決定したのち、外壁に取り付け作業を行って完了となります。
いずれの場合も、電波を発信する電波塔の方向に向けて設置します。
とはいえ、ご自身では電波の強弱の判断がしにくく、また設置には危険が伴う場合がありますので、テレビアンテナの設置は業者に任せるとよいでしょう。


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