Wi-Fi設置のおすすめや避けたほうが良い場所をご説明
2022.04.26その他Wi-Fiを利用していると、電波が届かない部屋があることに気づいた方はいないでしょうか?
もしかしたら、Wi-Fiの調子が悪いのではなく、適切な場所に設置できていないことが原因かもしれません。
本記事では、Wi-Fiを設置する場所による違いについて、設置する際におすすめの場所や避けた方が良い場所についてご紹介していきます。
設置場所を変えると何が改善される?
Wi-Fiを設置する場所が意外と重要であることはご存知でしょうか?
Wi-Fiの設置場所が悪いと電波が行き届き辛くなったり、届かない場所が出てきたりして、ネット環境を利用する際にストレスを感じることがあります。
適切な場所に設置することで、Wi-Fiの電波がより遠くまで行き届くようになり、各部屋からもネット環境を利用することが可能になるなど、利用時のストレスが軽減されます。
Wi-Fiを設置する際のポイント
Wi-Fiに接続するということは、電波を受け取って通信するということですので、Wi-Fiのルーターから離れれば離れるほど接続は不安定になります。
また、周波数ごとにメリットやデメリットがあります。
2.4GHzであれば、電波が届きやすいですが、電子レンジなどの同じ周波数を使う機器との干渉により速度が低下しやすいというデメリットがあります。
5GHzであれば、遮へい物があると速度が落ちますが、通信速度が速くなるといったメリットがあります。
Wi-Fiを設置する際のポイントをまとめると以下の通りです。
- なるべく家全体に行き届くように真ん中に設置する
- 布やカバー、棚の中に入れない
- 床の近くではなく、1~2m程度の高さに設置
- Wi-Fiルーターと使用する場所の間に障害物が無いようにする
- 電化製品(電子レンジ、テレビなど)から離れた場所
- 水槽や金属、壁が無い場所
- Wi-Fiルーターを中心に360°方向に電波を飛ばすことを考慮する
Wi-Fiを設置するのは避けたほうが良い場所
Wi-Fiを設置する際のポイントでもお伝えしていますが、以下のような場所は設置を避けた方が良いでしょう。
水槽や金属などの近く
Wi-Fiの電波を受け取ってネット環境に接続します。
Wi-Fiに限らず電波は水に吸収されやすいため、水槽や花瓶、酒瓶などの近くでは電波が弱まってしまいます。
また、金属にも電波は吸収されやすく、金属の棚の上やその周辺にWi-Fiを設置すると電波が弱くなる原因となります。
電波が弱くならないように、水や金属の近くには設置しないようにしましょう。
電化製品(電子レンジ、テレビなど)の近く
Wi-Fiの電波が2.4GHzの場合、先述した通り電子レンジなどの電波と干渉して弱まってしまうことがあります。
部屋の床やすみ、窓際など
Wi-Fiルーターを中心に電波が出ているため、床に置くよりも1~2m程度の高さに設置することがおすすめです。
同じように部屋のすみっこに設置してしまうと、設置している部屋では快適にネット環境に接続できても、家全体にWi-Fiの電波が行き届かなくなってしまいます。
Wi-Fiを設置するのにおすすめの場所
Wi-Fiを設置するのにおすすめの場所は、なるべく家の中心かつ、床から1~2m程度の高さの場所です。
一軒家などの木造住宅では、2階のなるべく中心あたりに設置することで、家全体にWi-Fiの電波が行き届きやすくなります。
また、遮へい物が少なくなるようにしたり、周辺に水槽や金属が少ない場所、電化製品とは離れた場所に設置したりすることで、さらに接続状態は良くなるでしょう。
どうしても家の構造上、遮へい物と干渉してしまい、電波が弱くなってしまう場合は、中継器などの導入の検討をおすすめします。
中継器を導入することで、複雑な家の構造や部屋などで仕切りの多い構造でも電波が行き届きやすくなります。
おわりに
Wi-Fiの設置場所による違いをはじめ、設置する際におすすめの場所や避けた方が良い場所についてご紹介しました。
Wi-Fiの電波は水や金属をはじめ遮へい物との干渉に弱いことや、Wi-Fiのルーターを中心に360°方向へ電波が出ていることを押さえておくとで、適切な場所に設置することができるでしょう。


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